内側と外側の配筋が異なる壁の入力
ここでは下図のような内側と外側の配筋が異なる壁の入力方法を説明します。
使用箇所
「壁」
操作手順
- 「壁」の配置モードで配筋リスト入力画面を起動します。
- リスト名称を入力し、壁厚を入力します。
ここでは壁厚を「600」にします。 - 1行目に、外側の鉄筋を入力します。
「配筋」で「シングル」を選択し、カブリと鉄筋を入力します。 - 2行目に、内側の鉄筋を入力します。
同じく「配筋」で「シングル」を選択し、カブリと鉄筋を入力します。ここで入力するカブリ「510」は、壁の外側から計算した内側鉄筋のカブリ数値です。
計算式は:壁厚600-(内側カブリ40 + 幅止め筋最外径18 + 横筋最外径14 + 縦筋最外径18)=510 - 3行目では、「ダブル」配筋を選択し、カブリ欄のみ入力します。
1行目2行目のシングル配筋では幅止め筋が計算されないため、この行は幅止め筋出力用です。
カブリ「69」=(外側カブリ 80 + 内側カブリ 40 - 幅止め筋最外径 18)/ 2 - 配筋リストを保存し、平面図入力画面にもどり壁を配置します。
壁の始端から終端に向かう方向の左側が外側(配筋リストの1行目)、右側が内側(配筋リストの2行目)になります。
幅止め筋の位置はずれて表示されます。
ヒント
- 幅止め筋を考慮しないで配筋する場合、以下のようにカブリ値を計算し入力します。
2行目カブリ欄:壁厚600-(内側カブリ40 ++ 横筋最外径14 + 縦筋最外径18)=528
3行目カブリ欄:(外側カブリ 80 + 内側カブリ 40)/ 2 =60