背景図面の配置と平面図入力
ここでは、図面を背景イメージとして配置し、その背景図面を見ながら部材を配置していく方法を説明します。
背景図面として読み込み可能ファイルは「dxf、bmp、jpg、gif、png、tif、pdf」の7種類です。
使用箇所
平面図入力
操作手順
- メインメニューより「通芯」を選択し、以下の番号順にクリックします。
「階毎背景図面選択」一覧と「登録済背景図面」一覧が表示されます。 - 「登録済背景図面」の「追加」ボタンをクリックします。
背景図面読込画面(下図)が表示されます。
- 最初に、解像度調整ツールで、背景図面の解像度を設定します。
解像度を大きくすると画質の劣化を防ぐことはできますが、操作パフォーマンスは低下します。
また、ファイル選択を行ってから解像度を調整しても反映されません。ご注意ください。 - 次に、「ファイル選択」ボタンをクリックします。
図面ファイル選択画面(下図)が表示されます。
- ファイルを選択し、「開く」をボタンをクリックします。
図面簡易表示フォームに、イメージが表示されます。
- 図面の名称を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
座標情報を持った図面ファイルの場合、線文字認識可否確認メッセージが表示されます。
「はい」または「いいえ」ボタンを押すと、登録済背景図面一覧に、入力した図面名称が表示されます。
続けて背景図面を読み込む場合は、一覧の「新規作成」をクリックします。 - 背景図面読込画面を閉じると、「登録済背景図面」一覧に読み込んだ図面名が表示されます。
- 「登録済背景図面」一覧から図面を選択し、画面上の任意場所をクリックします。
- 背景図面が配置されます。同時に「階毎背景図面選択」一覧に図面名称が追加されます。
また、同じ階に複数枚の図面を配置することができます。 - 背景図面位置合わせ方法で「手動」モードを選択します。
「手動」モードでの位置合わせは、背景図面を移動・拡大縮小・回転を繰り返しながら、背景図面上の通芯と画面上の通芯を合わせます。
- 背景図面を拡大します。
図面の通芯がはっきり確認できるように拡大します。
【背景図面の拡大縮小】
(1)メニューより「拡大縮小」を選択します。
(2)背景図面上に固定点設定ツールが表示されます。青色の十字線の中心が固定点です。
(3)背景図面の任意の箇所を左クリックしそのままマウスを動かします。背景図面が固定点を中心に拡大縮小されます。
マウスを左右に動かすと図面の横幅、上下に動かすと図面の縦幅を変更できます。
- 背景図面を移動させ、背景図面上の任意の通芯交点を画面上に該当する通芯交点と合わせます。
【背景図面の移動】
(1)メニューより「移動」を選択します。
(2)背景図面をクリックし、そのままマウスを動かします。
(3)所定の場所でマウスを放します。 - 上で合わせた通芯交点を固定点に設定します。
【背景図面の固定点変更】
(1)メニューより「拡大縮小」を選択します。
(2)固定点設定ツールの緑の逆三角形をクリックします。固定点設定ツールがゴールド色に変わります。
(3)そのままマウスを動かすと固定点設定ツールが移動します。
(4)十字線の中心を固定したい箇所に合わせます。 - 背景図面の拡大・縮小・回転を繰り返しながら、図面上の通芯と画面上の通芯を全て一致させます。
背景図面の回転は、拡大縮小と同様固定点を中心にマウスの動きによって回転します。 - メインメニューに戻り、入力する部材を選択し、部材配置モードにします。
ここではベース配置モードにしています。【平面図入力画面での背景図面の操作】
・キーボードより「*」キーを押すと、背景図面の表示/非表示の切替えを行います。
・キーボードより「+」「-」キーを押すと、背景図面の色の濃淡を調整できます。
・キーボードより「/」キーを押すと、「階別背景図面選択」一覧が表示されます。
・「階別背景図面選択」一覧の図面名を選択すると、画面上の背景図面を変更することができます。
・平面図入力画面での背景図面の読込・編集はできません。 - 背景図面を確認しながら、以下の番号順にクリックすると、部材が配置されます。
配置後3Dで確認も可能です。
- 同じく背景図面を確認しながら柱、梁などの部材を配置します。
背景図面の読み込みと配置
背景図面の位置調整
ここでは「手動」モードで背景図面の位置調整を行います。
躯体配置
背景図面の配置が終わりましたので、平面図入力画面で躯体を配置します。
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ヒント
- 背景図面の通芯と画面の通芯を合わせる際、マウスホイルで画面を拡大させてから合わせると精度が上がります。
- 座標情報を持ったベクターPDFファイル及びDXFファイルを背景図面として配置した場合、「交点選択」モードでより素早く簡単に位置合わせを行うことができます。また、自動認識機能で躯体(ベース・柱)を配置することができます。操作方法はオンラインヘルプムービ及びトレーニングテキストの応用編をご参照ください。