その他部材の連続要素での交互配筋
その他部材の連続要素で2種類以上の鉄筋を交互に配筋することができます。
ここでは下図のように「D10/D13@150」を例に説明します。
使用箇所
その他部材の連続要素
操作手順
- 「その他」部材で表示番号順にボタンをクリックし、「連続要素」のリスト入力画面を起動します。
- 断面形状を作成します。
(1)メニューより「断面形状」をクリックし、「作成」を選択します。
(2)必要な補助線を作成し、下図の番号順に交点③④⑤⑥をクリックしていきます。
(3)右クリックメニューの「OK」を選択すると、断面形状が作成されます。
(4)メニューに「鉄筋」項目が追加されます。
※断面形状を作成しないと鉄筋は入力できません。 - 「鉄筋」ボタンをクリックし、下図の番号順に「線形」→「追加」を選択し線形鉄筋入力モードにします。
- 鉄筋D10を入力します。
(1)設定一覧より径・ピッチ・配筋開始位置・かぶり補助線を選択します。ピッチは300、 配筋開始位置は40を選択します。
※D10とD13の鉄筋を150ピッチで交互に配筋する場合、同種類鉄筋間のピッチは150×2種類=300になります。
(2)必要補助線を作成し、番号順に交点をクリックし鉄筋を描画します。
(3)最後に右クリックメニューより「OK」を選択し確定します。
D10の入力が完了です。Shiftキーを押しながら右ドラッグすると、3Dで確認できます。 - 鉄筋D13を入力します。
(1)鉄筋D10と同じく、設定一覧より径・ピッチ・配筋開始位置・かぶり補助線を選択します。配筋開始位置は190を選択します。
※D10とD13の鉄筋を150ピッチで交互に配筋するためには、D10の配筋開始位置から150離す必要があります。よって、D13の配筋開始位置は40+150=190になります。
(2)必要補助線を作成し、番号順に交点をクリックし鉄筋を描画します。
(3)最後に右クリックメニューより「OK」を選択し確定します。
(4)反対側の鉄筋も同じように描画します。
D13の入力が完了です。Shiftキーを押しながら右ドラッグすると、3Dで確認できます。 - 「ESC」ボタンで戻り、リスト名を入力し登録すると、配置できるようになります。
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ヒント
- ピッチ、配筋開始位置、かぶり補助線の数値は、一覧の任意の場所で右クリックすると追加することができます。また右クリックメニューで既存数値の編集も可能です。
- 連続要素のリスト入力画面で、マウスを鉄筋に近づけると鉄筋情報が確認できます。
- 連続要素のリスト入力画面中に表示される赤色の水平線は配置時のFL高さに、緑色の垂直線は配置基準線になります。